東京都内ANYTIME FITNESSなどで活動する女性パーソナルトレーナー羽鳥 茉利絵です。
JBBFビキニフィットネス、ゴールドジムウーマンズレギンスなどのポージングレッスンも承っております。
JBBFビキニフィットネスや、ゴールドジムマッスルゲートビキニで使用する丸型ワイヤー入りのロシアンビキニの話をします。
特徴
まずビキニフィットネスの衣装、ロシアンビキニの特徴ですが、
・紐もすべてベロア布製(SVはストレッチサテン布製になったかも)
・ワイヤーが入っていてブラジャーと似た形態
・カップが分厚い
・ラインストーンが隙間なく貼られている
・パンツがハイレグでへそ下Vカット
ということが主にあげられます。
アメリカNPCやそれに準ずる内容のコンテストのビキニ衣装は、
アンダーワイヤーが無い三角ビキニ&キラキラ金属コネクターでできていますが、
IFBBエリートリーグに準ずるJBBFのような団体ではビキニ衣装は今はロシアンタイプを着用するのが主流です。
カップは頼まなくても分厚いもので製作されます。
内側にパッドポケットがついているものがほとんどで、自分でパッドを追加することもできます。
ほとんどがオーダーメイドなため、ベロアの布の色、ストーン色、サイズ指定も可能です。
ストーンは基本的には表面に隙間なく貼ってくれます。
より安価に作ってもらう場合、ストーンを減らすコースがあるところもあります。
パンツは90年代水着のようなハイレグで、骨盤より高い位置で履きます。
色
ボディ映えする定番色は、赤、青です。
次点で紫、緑です。
特に赤と青はわりと誰でも似合います。
特に青は本当に誰でも似合います。
普段赤い服なんて着ないという方も、こってりと本番のヘアメイク、真っ黒肌、減量した肉体に身を包めばレッドの良さがわかると思います。
「赤」といっても色々な赤があり、深紅の赤もあれば、ボルドーや、橙色とグラデーション等さまざまです。
ビキニメーカーの過去製作品をインスタなどで見て検討しましょう。
おすすめしない色は、白、蛍光ピンク、イエロー、パステルカラーなどの色の、1色だけの単色貼りです。(濃い色とグラデとか混ざっているとかで割合多すぎなければ大丈夫)
ビーチなら真っ白水着はすごく映えますが、舞台の場合は衣装がピカピカ光すぎてボディがよく見えないからです。
落ち着きある色の方が身体が良く見えます。
真っ黒もOKです。でも、より一般的に言うならですが、迷うならどちらかというと赤や青などの方がおすすめです。
着る人の存在感によっては、沈んで見えてしまう傾向があるように思います。
顔が濃い人、プレゼンテーションの作り込みがしっかりしてる人、身体がすごい人、が着ると逆に目立つとも言えます。
ラインストーンは全て普通のサイズのもので作るのが一般的ですが、大きなストーンを混ぜたデザインを注文することも可能です。
私の場合、1つ買ってもすぐ飽きてまた違う色やデザインのものを買う、と言うことを繰り返してきました。
同じものを何年も着る人ももちろんいますが、毎年取り替える人が多い傾向にあるような気がします。
1シーズンで何着も買う人もいます。
レンタルのみの人もいます。
上記のようにおすすめの色などはありますが、自分の好きな色を着るのが一番良いと思います。
ビキニフィットネスの衣装メーカー
海外メーカー:
SV bikiniロシア
ilona bikiniロシア
AF bikiniロシア
など、他にもたくさんあります。
SVが最大手で石貼りや縫製など群を抜いて美しいです。
SV、Bohemica、ilonaあたりで買っておけば大丈夫です。
値段はSVが最も高く、他はSVより安めです。
SVはホームページがあり普通のネットショッピングに近い感覚で買い物できます。
他はインスタグラムのDMやWhatsAppなどのメッセージアプリで直接会話して買い物します。DeepLなど翻訳ツールを使えば大丈夫です。
決済方法が振り込みしかないところもあります。
欲しいデザイン(写真)、いつまでに届けてほしい、決済方法、配送方法を聞きましょう。
お店から体の寸法を聞かれ、動画や写真も使って送るながれになります。
<2023年のSV>
数名のお客様がSVを公式HPなどから購入。特にオーダーしたわけではないのですがベロアではなくストレッチサテン製でした。
以前よりストーン減った気が。(オプションで増やすとかに変わったんでしょうか?)
カップの谷間側のかぶりは、オーダーしなくても付いていました。
紐が短くなった?
カップ内側のパッドは、最初固定されていて取り外せないのかと思いましたが、スナップボタンで取り外しする形態に変更になっていました。
国内レンタル & SV Bikini代理販売: Leaner’s Bikini
国内メーカー:
秋山千賀子さん(元フィギュア選手でビキニ製作者)
国内販売:Bikinist
安さ重視ならEtsyのAmnesiaShop(ウクライナ)があります。
ロシアから買えない場合、他の国にもビキニ屋はあります。
例:フランスhalterego.bikini、
ポーランドmarti_bikini、
私は2016年から今まで全部のビキニ衣装を海外のビキニ屋さんに個人でネット上でやりとりして購入してきました。
海外通販ゆえにどうしても言語の問題や細かいニュアンスなど難しいことや不便はありますが、衣装の完成度、値段、納期の早さが魅力です。
個人的なビキニ購入歴についても今後書きたいです。
胸の有無
胸がないのは心配しなくて大丈夫です。
ロシアンビキニは着れば勝手に爆乳アウトラインができます。
減量すれば誰でもみんな胸なくなっていくものです。
豊胸の話はこちらに書きました。
胸椎を伸展できない・回旋できない人、肋骨に前後の厚みがない人は、胸とビキニの間に隙間ができてサイドポーズで乳首が見えてしまうことがあります。
胸からビキニが浮かないように、それも念頭において練習頑張りましょう。
体の機能面を改善することは絶対に必要ですが、選ぶ衣装によって最悪の事態を防ぎやすくなります。
衣装の規定
JBBFに出場するならJBBF規定に合う衣装である必要があります。
臀部1/3が覆われているか(1/3 covered of glutes)等、ルールに合う衣装を用意します。
2023年度の女子衣装規定改定(JBBF Instagram)
規定は、細かい改定はいつでもあるので、ホームページなどで確認してください。
上記リンクには、昔は表記なかったはずのクロッチの幅のことが書かれています。
私は今まで幅を指定して買ったことはなかったのですが、確かにクロッチ幅が細いパンツが届いてしまうことはありました。
オーダーの時に具体的に指定した方がいいかもしれないです。
ダイアナの規定ヒールは、
アンクルストラップありのタイプより、アンクルストラップなしのタイプ(ミュール)の方が母指球周辺の安定がよく履きやすいです。
ヒールの色はどちらでもでも好きな方を選べば良いです。
アクセサリーについてはこちらに書きました。
衣装の固定について
●パンツ:
ハイレグは骨盤より高い位置でソックタッチやBikinibiteで肌に貼り付けると良いです。
遠慮ぎみにヒップハングのように低くはくとかえって変になります。
貼りつけないで履くと低く落ちてきやすいです。
ソックタッチは昔はどこでも売ってましたが今はなかなか実店舗で見つけにくくなりネットの方が簡単です。
ビキニバイトはアメリカのProTanの会社が出してる商品です。
ビキニバイトも十分に貼り付いて使えますが、ボールの部分が固まってて最初全然動かなかったりして、もうソックタッチをおすすめしておけばいいかなという気持ちです。
練習で、着て貼りつけてポージング動作をして貼り付きを確認してみてください。
衣装の洗濯は、洗濯機を使わず、手のひらで優しく撫でるように洗います。
●サイドポーズの乳首問題:
追加のパッドは取り除いた方が、乳首は見えにくいです。(でもそれだとプッシュアップは諦めることに。。。)
カップがずれないように、両面テープで固定すればと言う意見がありますが、実際やってみるとわかりますが、舞台で動いているうちに剥がれます。サイドポーズのひねりでテープが負けます。
私はやったことがないので実際どうなのかわからないのですが、カップの内側にヌーブラを縫い付けている人に会ったことがあります。
頼めばヌーブラのような素材を縫い付けてくれるロシアのビキニ屋も見たことあります。
強力接着剤で貼り付ける人がいるとも聞いたことがあります。
でもこの問題を解決する第一の方法は、カップの谷間側がボディにかぶさる形状であることだと思います。

これはRed Cat Bikiniで購入。
現状これは全てのビキニ屋がやってくれているわけではないと思います。
SVは最近はやってくれているようです。(2019年はやってなかった)
Bohemica、ilonaは、私は未購入ではありますが、
Bohemicaは写真の感じからしてやってくれるっぽく見えます。
ilonaは問い合わせたことがあり、サイドポーズで見えないようにできるか聞いたら、I make a bend inside for a good fit of the bikini to the bodyとの回答でした。写真からも、内側に折り込んでありサイドポーズで見えない作りだろうことがわかります。
オーダーするときにside pose proofな作りでやってほしいことを店の人に聞いてください。
私は胸郭平たいし胸もないのでこういう縫製タイプの存在にはとても感謝していますが、
胸が大きい人や、胸郭が前後幅ある人は、こういった内側にかぶりのあるカップでは無くても従来の普通のカップでも多分乳首見えは心配ないのではないでしょうか。
練習用のベースビキニ
絶対必要なわけでは無いですが、ラインストーンなしの練習用のビキニを別途持っていると便利です。
ストーンなしのベロア布のままのビキニはbase bikiniと呼ばれます。
ストーンなしの練習用ビキニを買うことの良いところは、
・ストーンつきより荷物として軽い
・ストーンがとれたり痛む心配をしなくていい
・ブラトップ&ショートパンツなどで練習するより本番に近い見た目になる
・ビキニ屋のお試し購入のような位置付けになり、より細かなオーダーの足掛かりになる
ということです。

ストーン有り無しで違うことといえば、伸びが違います。
ストーンがついてない方がよく伸びます。ストーンついてると全く伸びなくなると言う意味ではありません。
先に練習用のビキニを買って、かたちを気に入ったため同じ店にストーンつきも後から注文したら、寸法データは同じで作っているのにパンツの履き心地が違ったと言う経験があります。ストーンがつくと伸びが変わるからです。
履きこみの深さが変わり、ハイレグが低く感じました。
そのまま自分でラインストーンをつけて本番用としてしまうことも可能です。
ベースだけ買ってストーン自分で全部貼ったという選手はたまにいらっしゃいます。
減量前と減量後
以前、ビキニ衣装の違いについて、リーナーズビキニにも書かせていただきました。→こちら
リーナーズビキニは衣装レンタル&SVビキニ代理店です。
元選手が運営していますので衣装のことなど知り尽くしていて安心して任せられるお店です。
SVを日本語で買い物できます。ぜひご覧ください。
パーソナルトレーニング、コンテストの準備、ポージングについてのご相談はこちらからお問い合わせください。