コンテスト

ドリームモデルとフィットモデルの違い|カテゴリー変更で重要なこと

東京都内ANYTIME FITNESSとパーソナルジムで活動する女性パーソナルトレーナー羽鳥 茉利絵です。

JBBFビキニフィットネス、ゴールドジムウーマンズレギンスなどのポージングレッスンも承っております。

 

マッスルゲートのドリームモデルからJBBFのフィットモデルへカテゴリー変更をする際の注意点、知っておきたいこと、2つのカテゴリーの違いをざっくりと書きます。

ドリームモデルからフィットモデルへのカテゴリー変更について

マッスルゲートドリームモデルへの出場を経て、次はJBBFフィットモデルにチャレンジしたいとお考えになる方は私のお客様にも多くいらっしゃいます。

 

ドリームモデルとフィットモデルは、衣装やトータルパッケージの雰囲気はほとんど同じではあるものの体づくりが異なりますので、

ドリモジャパンカップ終了後にすぐ続けて約半年後のJBBFフィットモデル大会に出場するのは本来はやや無理があるものと考えます。

 

 

フィットモデルの筋肉量はドリームモデルより筋肉量多いです。

フィットモデルの筋肉量はビキニフィットネスの筋肉量とほぼ同じです。

 

 

減量で言えば、

(減量期間は太りやすさなどによって個人差がありますが)

例えば、年初〜春から減量開始し12月のジャパンカップに出場するまでずっと減量してた人が、

ホッと一息する暇はほぼ年末年始だけで、すぐまた年明けて間もないあたりから減量を意識した生活を開始となります。

 

 

でも、ジャパンカップに出場した直後は多分皆さん頭が沸騰していて、次はフィットモデル出る!この熱さのまますぐ出る!ってなりやすいです。(大会の後ってそうなりますよね?)

 

 

もしかしたら色々な懸念点はあるとはいえ、出場するのは申し込み等さえすれば誰でも出られて挑戦は自由ですので、気持ちや体調など確認しながら決めております。

 

 

それでは、

身体の違い

肌色の違い

衣装の違い

ポージングの違い

団体の違い

かけもちできるのか、

について説明します。

 

練習用ドレスを着用してのレッスン

 

ドリームモデルとフィットモデルの身体の違い

ドリームモデルの体づくりは、

Vシェイプがあり、トレーニングをしていそうな雰囲気を持ってはいるが、

筋肉のカットはあまり深くない初心者感のある筋肉です。

 

 

体脂肪率は、例えば7%のようなものすごく低い値を目指す必要はありませんが、

体脂肪率が高そうに見えてしまうのは不利ですので多くの人は減量をする必要があります。

 

トレーニングウェアではなく、衣装を着た時の見え方が重要です。

 

 

ドリームモデルは左脚の前面がやや隠れた状態で見えるだけなので、尻や脚の筋肉の形を意識しなくても済んでしまう人は割と多いかもしれません。シュッと綺麗な脚(一般的な美脚)であれば良い、くらいに言ってしまってももしかして大丈夫な気がします。

 

 

フィットモデルの体づくりは、

上記ドリームモデルの体をさらに各部位の筋肉量増やし、体脂肪率も落とし、筋肉の陰影が見えるようにした体です。

 

先細りの体型(腕やカーフはモリモリしてなくて良い)、Vシェイプ必須です。

尻脚を露出するので、尻と腿の筋肉の量・形を意識したトレーニングが必要です。

 

 

どのカテゴリーも、全体的にみて骨格バランスに偏りがない身体が有利です。

 

 

フィットモデルはビキニフィットネスと比べたら出場人数が少ないことが多いです。

地方大会の結果を参考にするより、オールジャパン(地方大会優勝者入賞者たちが集まる全国大会)での結果を参考にしてください。

地方大会は人数が少ない大会だと本来のカテゴリー理想の身体やパッケージ感を優勝or入賞選出できていない可能性があるからです。

 

 

ドリームモデルとフィットモデルの肌色の違い

日焼け(タンニング)については、

ドリームモデルは日焼けをしていない白いままの選手が多いですが、

フィットモデルはほぼ全員の選手が真っ黒肌で出場します。

黒い方が筋肉のカットの陰影が深く見える(筋肉量が多く見える)からです。

白肌だと筋肉の陰影は見えづらくなります。

 

 

ドリームモデルとフィットモデルの衣装の違い

どちらのカテゴリーもヒールは同じもので大丈夫です。

JBBF規定ヒールについてはこちらに書きましたのでお読みください。JBBF規定ヒールはミュールがいい

 

 

ドリームモデルの衣装は、トレーンがあるイブニングドレス1着ですが、

 

フィットモデルの衣装は、ドリームモデルと同じタイプのイブニングドレスに加え、

もう1着、スイムスーツ(モノキニタイプの水着型衣装)が必要になります。

 

スイムスーツもイブニングドレス同様、ラインストーンなどを施した華やかなデザインのものが主流です。

 

ラウンド1でスイムスーツ、ラウンド2でドレスを着用します。

 

 

よってフィットモデルの方が衣装代は高くなります。

2着で30万くらいと聞いたことがあります。

必要に応じて衣装のお直しも2着分必要になる可能性があります。

 

 

フィットモデルのスイムスーツの背面は、尻が半分以上見えるカッティングになっています。

ドリームモデルは尻出ないけどフィットモデルは尻が出るから家族の都合上NG、というお客様も過去にいました。

 

 

ドレスのカテゴリーでは、ボディやヘアメイク等だけではなくドレスのデザインやセンスも含めてトータルパッケージとされます。

トレーン付きドレスならなんでもいいというものではないです。

ドリームモデルの地方大会ならドレスのデザインにやや型落ち感があってもなんとか許される空気がありますが(ジャパンカップは違います)、

フィットモデルとなるとなるべく流行から大きく外れてしまわないデザインのドレスを選択しておいた方が無難だと思います。

 

 

フィットモデルの衣装は現在のところ基本的に海外の衣装業者に発注して作ります。

イヤリングまたはピアス、ブレスレット、指輪も、ドレスのデザインに合わせたものを海外の衣装業者にまとめて発注できます。

 

 

ドリームモデルとフィットモデルのヘアメイクの違い

どちらのカテゴリーもヘア&メイクの理想は同じと考えて良いです。

 

フィットモデルのヘア&メイクはヨーロッパIFBBの選手たちを参考にすることが多いです。

こちらの記事にもメイクについて書きましたのでお読みください。

フィットネスコンテストの準備:ヘアメイク

 

 

 

ドリームモデルとフィットモデルのポージングの違い

 

規定ポーズ

規定ポーズは、

ドリームモデルはフロントポーズとバックポーズの2つのみですが、

 

フィットモデルにはドリームモデルと同じフロントポーズとバックポーズと、サイドポーズ左&右があるので全4ポーズです。

 

 

ドレスの左側にスリットがあるため、ドレス着用時のフロントポーズでは右脚を軸脚にし、左脚を流すようにすると美しく見えます。腕はどちらの腕を流してもokです。

 

 

サイドポーズはほとんどの人が苦戦し、苦手意識を持つ人が多いです。

なぜかというと、ここで初めて回旋動作に出会うことになる人が大半だからです。

コンディショニング種目も含めた体づくりが必要です。

 

 

クオーターターンとIウォーク

 

ドリームモデルはハーフターンのみですが、

フィットモデルはハーフではなくクオーターターン

 

さらに2ラウンドあり、

・クオーターターンだけのラウンド

・Iウォーク(アイウォーク)とスリーステップフォワードもおこなうラウンド

があります。

 

 

Iウォークはごく短い(約15秒ほど)フリーポーズのようなもので、ある程度の枠の中で好きなポーズを入れることができます。

スリーステップフォワードは、クオーターターンの中にウォーキングの要素を含んだものです。

 

 

どちらのカテゴリーもテーマはほぼ同じなので、動き方や醸し出すべき雰囲気は共通と言っていいと思います。

 

 

 

ドリームモデルとフィットモデルの団体の違い

ドリームモデルの主催団体はゴールドジム(株式会社THINKフィットネス)、

フィットモデルの主催団体はJBBF(日本ボディビル&フィットネス連盟)です。

 

 

フィットモデルに参加するには、まずJBBFへの登録が必要です。

年初〜春頃にJBBFホームページにその年の専用登録ページが開設されますのでそこから行います。

また、アンチドーピング講習の受講も必要です。

 

 

 

ドリームモデルとフィットモデルをかけもちすることについて

 

同じ年にドリームモデルとフィットモデル両方出場する人は少なそうな印象です。

筋肉量、絞り具合、肌色が異なるので、本来は両立が難しいカテゴリーかと思います。

 

 


ドリモからフィットモデルへ転向したお客様がフィットモデルで獲ったメダルを持ってきてくださいました☺️

 

私のポージングレッスンのお客様にも、ドリームモデルから次はフィットモデルにと計画され実際に進まれる方もいらっしゃいます。

特にサイドポーズや尻脚トレーニングは重要な要素となってきますので早めから十分対策しましょう。

 

 

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