東京都内ANYTIME FITNESSとパーソナルジムで活動する女性パーソナルトレーナー羽鳥 茉利絵です。
JBBFビキニフィットネス、ゴールドジムウーマンズレギンスなどのポージングレッスンも承っております。
もくじ
新カテゴリー、ウェルネス
JBBFとマッスルゲートに2024年から新しく加わったカテゴリー、ウーマンズウェルネス。
ウェルネス自体は以前からIFBBやNPCにもあるカテゴリーです。
他の女子カテゴリーと比べて特徴的なのは尻と脚の筋量です。
尻と脚がめっちゃでかい。
肩も背中も筋肉しっかりとついていて、とにかく下半身の筋肉がすごく目立ちます。
ウェルネスといえばこんな感じ
ウェルネス選手といえば、
- ボディフィットネス選手の筋肉に、尻脚の筋量を1.5倍にしたボリューム感
- 尻と脚の筋肉量が目立ってすごい(上半身の筋肉もしっかりあります)
- ウーマンズフィジークほどの強烈しぼりではない
- おろし髪
- 色っぽい、女っぽい
- 脚を太く見せるポージング
- まあるいでかいシリコン豊胸
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海外のウェルネス選手
ウェルネスといえばブラジルのイメージが私は強いです。
ブラジルのDNAというジム、そこでは女性のトレーナーが活躍していて、脚の壮絶?なトレーニングの動画をよくインスタに投稿しています。
トレーナーのcarol vazのインスタ
過酷な雰囲気なんだけど、殺伐とかはしてなくて、温かみがあります。
尻脚トレ以外についてもいろんな意味でとても素敵で憧れのジムのひとつです。
そのジム出身らしいVivi Winkler元選手の尻脚も本当にすごいです。
ウェルネスといえばこの選手、
IFBBナタリア先生セミナーによるウェルネス解説
2024年3月にJBBF主催で海外からIFBB講師をお呼びしてのセミナーがあり、
そこで聞いたウェルネスについての内容をご紹介します。
過去の世界大会で、Geneticな理由で脚が太いラテンアメリカのビキニ選手たちがいて、その存在からウェルネスカテゴリーができました。
上半身と下半身の比率は下半身が太い、
でも決して下半身がデカければ良いわけではなく、全体を見た時の自然さが大事。
Quality of muscleについては、
筋肉のseparatationは見えるけどdefinitionはみえてないちょうど良さが必要。
女子フィジークのように筋肉のdefinitionも出ている必要はない。
“セパレーション”とは筋肉のグループのこと。
“ディフィニッション”とは筋肉の繊維がくっきりはっきり出ていること。
No water under the skin、むくみ、水っぽさのない皮膚感。
JBBF/マッスルゲートウェルネスのポージング
ウェルネスのポージングは、ビキニと似てはいますが、
全部同じではなく、少し異なる部分があります。
規定ポーズはビキニと同じなのですが、ウェルネスらしさで改変していく必要があります。
最大の特徴である下半身の筋肉量をより大きく魅力的に見せる、というのはポージングにおいてポイントとなってきます。
ビキニフィットネスとウェルネスでは、立ち方などに細かい違いがあります。
また、ビキニフィットネスとウェルネスでは、ペルソナが異なります。
ペルソナが違うとポージングの所作も変わってきます。
ウェルネスのポージングも指導承ります。ご予約はこちらからお問い合わせください。
JBBF/マッスルゲートウェルネスのヘアスタイル
別カテゴリーのボディフィットネスのヘアスタイルは1束にまとめ髪にするのが主流です。
ウェルネスはまとめ髪にはせず、おろし髪で、ストレートや巻き髪が主流です。
ビキニフィットネスもおろし髪が主流ですが、ウェルネスとビキニフィットネスの髪はちょっと違います。(これもペルソナが違うからです)
JBBF/マッスルゲートウェルネスのビキニ衣装
衣装はビキニフィットネスと同じではありますが、
パンツ面積の規定が異なります。
ビキニフィットネスは臀部1/3カバーの面積のパンツですが、
ウェルネスは臀部1/2カバーの面積のパンツなのです。
ビキニもウェルネスも同じ衣装で出たいという場合、パンツを面積違いで2枚作る必要があります。
こちらの記事もご参考になさってください。ビキニフィットネスの衣装:ロシアンビキニ
マッスルゲートウーマンズウェルネスのルール
以下、
https://musclegate.jp/wp-content/uploads/2023/12/ウェルネスルール(告知用).pdf
から引用します。
ウーマンズウェルネス ルール案内
◆コスチューム
※既存のビキニフィットネス競技と同じ。
・ビキニ着用色や柄は自由。足元はサンダル/ミュールを履く。
※ビキニのコスチューム参照:https://www.jbbf.jp/
◆競技ルール
(審査方法):
予選・・・クォーターターンで審査。
決勝・・・I ウォークとクォーターターンと 3 ステップフォワードによる審査
(ポージング):・基本はビキニフィットネスのポーズと同じ。
(審査基準)
1 全身の程よい筋肉発達に加え、腰、臀部、大腿部の筋肉量を重視する。
上半身と比較し、下半身の発達が顕著な身体が求められる。
2 既存のビキニフィットネス競技と同じく、適度な脂肪を残しつつ、筋肉のセパレーシ ョンがわかるコンディションが求められる。
ただしハードなストリエーション(筋肉の 筋)は不要。
★Q&A コーナー
Q:「肩はどの程度の発達がもとめられますか?」
A:「ビキニフィットネスより発達させた方がよいが、ボディフィットネスのレベ ルまでの発達は不要。またウーマンズフィジークのようなストリエーションや 絞りのコンディションも不要」
Q:「ウェルネスで重要と言われる下半身はどの程度の発達が必要ですか?」
A:「大腿部はややセパレーションがあり、見た目が美しい状態が望ましい。 ただしボディフィットネスやウーマンズフィジークのようなストリエーション は不要」
「殿筋に関しては筋肉量豊富で丸みのある状態が望ましい。また臀筋とハム ストリングスの間に軽いセパレーションがあると良いがハードなストリエー ションは不要。」
ここまで引用
ウェルネスについて思うこと
最も危険でセクシーなカテゴリー(だと思う)、ウェルネス。
JBBFの女子のカテゴリーには他に、女子フィジーク、ボディフィットネス、ビキニフィットネス、フィットモデル、がありますがそれらのどれとも異なる特徴があります。
今後ウェルネスがカテゴリーとして育っていって、尻脚自慢の女たちがたくさん集まって見応えあるカテゴリーになったらと本当に楽しみにしています。
脚が太いなら、細い脚を目指すんじゃなくて、むしろ育ててかっこよく、より丈夫にして自慢すべきと思うので、これが新しい価値観の発信地になったら素敵だな〜と個人的に思っています。
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