エニタイムフィットネス東銀座・巣鴨・芝浦、オレンジジム六本木、出張など、東京都内で活動する女性パーソナルトレーナー羽鳥 茉利絵です。
何度か聞かれたこともあり、割と多くの女性が”もしかして?”と思ったことがあるかもしれない
「胸のトレーニングをしたら胸は大きくなりますか?」という疑問です。
私の答えは、「(なるけど)なりません」です。
「バストアップ」という言葉で関心を引こうとしているトレーニング本の表紙などを見かけると
どういう意味でその言葉を使っているのかモヤモヤした気持ちになります。
普通、胸(乳房)が大きくなるって思うと思いませんか。笑
胸のトレーニングというと、ダンベルやバーベルやマシンで、フライやプレスの動作をするものがメインです。
胸は確かに大きくなるんです、胸のトレーニングをすると。
肝心なのは、胸と言っても大胸筋=男の胸が大きくなるのであって、乳房=女の胸が大きくなるわけではないのです。
発達させるためのやり方で定期的に胸のトレーニングを行っていると、
たいていの場合、脇~デコルテ寄りの部分がわかりやすく発達してきます。
“女の胸”の位置よりも上~横のエリアに厚みが出てくるのです。
大げさに言うと、男の胸と女の胸の2段構えの胸エリアになります。笑
胸の大きい小さい関係なくこのようになるようです。
また、ボディフィットネス選手や女子フィジーク選手のようにやりこんでいけば、胸の真ん中側(胸骨側)もしっかりと盛り上がりが出てくることで新たな谷間もできてきます。
パーソナルトレーニングのお客様で、胸トレも定期的に行っている方で、上記のような2段構えが発生しない方がいらっしゃいます。
なぜそうならないかというと、こちらのお客様は胸にインプラント(シリコンではないタイプのもの)を施し済みで、
そのインプラントの位置がちょうど男の胸と女の胸の境い目あたりに入っているから、なのでした。
胸トレのメリット
というわけで乳房そのものは大きくはならないのですが、
見た目に効果が完全皆無というわけでもなく、ブラをした状態だと盛れ具合が変化します。
胸トレを続けていると、いつもと同じブラをして寄せ上げるとある日違いに気づくことになります。
自分でしかわからない程度の小さな変化だったりしますが、筋トレの手応えを感じる面白い瞬間です。
また、こちらは単なる”パンプアップ”であってごく短時間だけのものですが、胸トレを行っている最中から鎖骨下~スポーツブラ上のエリアが張ってきて胸が大きくなったような見え方になります。
胸が大きい人だとよりはっきりと見てわかる状態になります。
それから、トレーニングをする過程で胸椎のモビリティと向き合いつつ動きを良くしていくことになり、
以前よりも胸を張ることができるようになることで、胸元の印象を変えることにつながります。
競技は関係なくともポージング的な能力が上がり、「しっかり張れる胸」になることで美しさを追加してまとうことが可能になります。
写真に写るときなども、胸をしっかり張ると雰囲気よく写ることができるものです。
見た目という点でいうと、年をとるとデコルテ周りも張りがなくなってきて貧相に見えることを気にする方がいらっしゃいます。
胸トレはそのエリアに厚みを作りハリを出すのでそのような悩みを回避することができます。
胸が垂れるのを回避してくれるかどうかは私の方では不明です。多分何もしないよりはマシなんじゃないでしょうか?
いずれにしても、健康のためには胸もトレーニングしている方がいいと思います。
例えば上半身はずっと背中しかトレーニングしないということになると、いつか機能にアンバランスが生まれてくることがありえます。
たくさんボリュームをとって行う程ではなくても良いので、取り入れていけると良いと思います。
ビキニ選手の胸
“女の胸”は筋トレではどうにもならないので、そこを大きくしたい場合は豊胸手術をするしかないと思います。
そういうわけでビキニ選手には豊胸済みの人が多いです。
コンテストに向けてしっかり痩せ切ると胸も脂肪がなくなるので、シリコンバッグで豊胸をしている場合、
まわりを埋めるもの(脂肪)がなくなってシリコンの丸い形が浮き上がって見えるようになります。
それでもXフレームを極めようと思うと、やはり胸にボリュームがある方が断然有利です。
まとめ
私自身、トレーニング歴の途中からあまり注力していなかった胸トレを、改めてちゃんと行うようにしてから健康面でも競技面でも大変有意義だった経験があり、今も毎週欠かさず胸トレを続けています。
女性のトレーニングの人気トップは私の感覚だと、
1位:尻、2位:腹、3位:背中で、胸は最優先にはなりにくいように思いますが、上記のような理由で胸トレもオススメです。
ご興味のある方は是非一緒にトレーニングしましょう。
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