コンテスト

レギンスとドリームモデルの違い|カテゴリー変更で重要なこと

東京都内ANYTIME FITNESSとパーソナルジムで活動する女性パーソナルトレーナー羽鳥 茉利絵です。

JBBFビキニフィットネス、ゴールドジムウーマンズレギンスなどのポージングレッスンも承っております。

 

マッスルゲートのウーマンズレギンスからドリームモデルへカテゴリー変更をする際の注意点、知っておきたいこと、2つのカテゴリーの違いをざっくりと書きます。

ウーマンズレギンスからドリームモデルへのカテゴリー変更について

 

マッスルゲートウーマンズレギンスへの出場を経て、来年はマッスルゲートドリームモデルにチャレンジしたいとお考えになる方は私のお客様にも多くいらっしゃいます。

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルの体づくりはわりと似通った内容になりますので、比較的すぐ連続して取り組みやすいカテゴリーと思います。

 

ですがカテゴリーコンセプトがかなり異なるので、違いをしっかり把握して臨む必要があります。

 

身体の違い

衣装の違い

靴の違い

ポージングの違い

ダブルエントリーの注意点

について説明します。

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルの身体の違い

 

ウーマンズレギンスの体づくりは、全体的にフィットネスらしさがあり、一見してトレーニングをしていることがわかるような、体脂肪率が高そうではなく健康的でスポーツウェアが似合う身体を目指します。

 

筋肉の雰囲気を持ってはいるが、ウーマンズフィジークやボディフィットネスのようなどこもかしこもモリモリとして各筋肉の束感が多種類に詳細にくっきりとしたこれぞ筋肉!とまではいかない筋肉、初心者感のある筋肉です。

 

ドリームモデルも上記と同じような身体と考えて良いと思います。

ウーマンズレギンス、ドリームモデル、に限らずどのカテゴリーも、全体的にみて骨格バランスに偏りがない身体が有利です。

 

 

日焼け(タンニング)については、

ウーマンズレギンスもドリームモデルもどちらにも日焼けしている選手はいますが全員ではありません。

ドリームモデルは特に日焼けをしていない白いままの選手多いです。

 

 

マッスルゲート地方大会での結果を参考にするより、ジャパンカップ(地方大会優勝者入賞者たちが集まる全国大会)での結果を参考にしてください。

地方大会は人数が少ない大会だと本来のカテゴリー理想の身体やパッケージ感を優勝or入賞選出できていない可能性があるからです。

 

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルの衣装の違い

ウーマンズレギンスは普段のジムでも使っているようなブラトップとレギンスと靴に隠れるソックスで、街のお店やネットで探して買います。お直しを部分的に施している人もいますが、基本的にはそのまま着ている人が多いかと思われます。

 

ドリームモデルの衣装は、後ろの裾に引きずるトレーンがあるイブニングドレスで、普段の生活にはなかなか着る機会のない人が多いであろう衣装となります。

 

ドレスは既製品ではなく、専門の衣装業者(海外製が多い)に注文して購入します。フルオーダーする人が多いです。

試着や採寸に行ったり、届くまでかなり日数がかかり、届いてからも体に合うようにお直しする必要があったり、ウーマンズレギンスの衣装準備とは別種の手間がかかります。

 

 

そして、ドレス代がかかります。

2024年に聞いた中で一番高かったのは24万円でした。

イヤリングまたはピアス、ブレスレットも必要です。こちらはドレスに比べたら安価です。

 

 

練習や本番で着用する際、後ろのチャック等に他人の手伝いが必要なことが多いです。

滅多にないですがチャックが壊れることがありますので、コンテスト当日はできれば裁縫セットを持参すると安心です。

 

ドレスの胸部分は基本的に分厚いパッドで成形されており、胸のアウトラインは自動的に爆乳になります(ビキニフィットネスのビキニのカップと同じタイプ)。

 

しまい方によってはドレスにシワができるので、ドレスを傷めてしまわない方法で伸ばし整える必要があります。

 

可能な限りボディ競技のドレスを専門に多く作っている衣装業者に発注するべきです。

そうではない衣装業者、一般的な衣装製作者に発注するといまいちボディラインがはっきりしないドレスになってしまう等の懸念点があります。

 

ドレスのカテゴリーはドレスの競技としての良さ、センスの良さも重要です。舞台でボディがよく見えるものでないと勝ちにくくなってしまいます。

 

 

必読。マッスルゲート公式による、ドリームモデルのルール・審査基準2024年版

 

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルの靴の違い

ウーマンズレギンスの靴はフラットなスニーカー(かかとの高さに厳しい規定あり)、

 

ドリームモデルの靴はJBBF規定のヒールです。このヒールについてはこちらに書きましたのでお読みください。JBBF規定ヒールはミュールがいい

ヒールの高さ約12cm

シューズがフラットかヒールかでウォーキングのしやすさは圧倒的に異なります。

スニーカーでのウォーキングは、人によりますが基本的に普段の歩き方を数箇所の修正で整える程度でなんとかなることが多いです。

しかしヒールウォークは違います。

健康的な歩き方ができることを基礎に、時間をかけて美しく滑らかなヒールウォークを身につけます。必要な機能を得るためにコンディショニングエクササイズや、トレーニングの見直しもします。

 

どちらかというと脚の骨格が綺麗な人ほどヒールウォークの習得が早い傾向にある気がします。

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルのポージングの違い

 

ウーマンズレギンス、ドリームモデル、どちらも同じフロントポーズとバックポーズの2ポーズのみですが、

テーマが異なるため、動き方や醸し出すべき雰囲気が異なり、それに沿って振る舞う必要があります

 

 

規定ポーズの軸脚について、ウーマンズレギンスは軸脚は右でも左でも好きな方で良いですが、

ドリームモデルは左側にスリットがあるため右脚を軸脚にし、左脚を流すようにすると美しく見えます。腕はどちらの腕を流してもokです。

 

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルのヘアメイクの違い

ボディコンテストのキーワードとして、髪やメイク(人相)も含めた”トータルパッケージ”という言葉が頻出します。

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルでは求められるトータルパッケージが異なるので、カテゴリー理想に沿った見た目にした方が勝ち確率が上がります。

 

ジャパンカップで上位の選手の髪やメイクを参考にしながら考えてみてください。

 

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルのダブルエントリーの注意点

 

ウーマンズレギンスとドリームモデルは身体こそ似たようなものではありますが、

髪など含めたトータルパッケージの点で言うと本当は両立が難しいカテゴリーです。

 

午前午後に2カテゴリーが完全に分かれた進行になれば準備をしやすいのですが、どのような進行になるかは直前にならないとわかりません。

 

先日のジャパンカップ(2024年12月)ではウーマンズレギンスとドリームモデルが同日開催で、どちらもエントリーした選手は着替えが大忙しでした。

 

例えば、数時間程度の時間のなかで、

ドリームモデル予選でハリウッドウェーブの髪を、レギンス予選前にまとめ髪に直して、

ドリームモデル決勝のためにまた髪を下ろし整えてドリモ用の髪にセットし、

レギンス決勝のためにまたまとめ髪に直す。

同時に衣装も早着替え、メイクもリップの色を変えるとかした方が良いでしょう。

 

ただし髪やメイクは本来自由なので、1種類の髪型・メイクで両立させるという手もありますが、個人的にはおすすめではないです。

 

ポージングは、演出を変える必要がありますので、(基本は同じでありながら)2種類のポージングを用意し使い分けます。

 

 

 

私のポージングレッスンでは、ウーマンズレギンス慣れした人がどうしたらドリームモデルに適応していき、成果を出すことができるのか、色々お伝えしながらポージングレッスンしています。

 

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