東京都内ANYTIME FITNESSなどで活動する女性パーソナルトレーナー羽鳥 茉利絵です。
JBBFビキニフィットネス、ゴールドジムウーマンズレギンスなどのポージングレッスンも承っております。
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の、
ビキニフィットネス、フィットモデルに初めて出場を検討している方へ、
申し込みの仕方など、出場の準備内容について解説いたします。
下記の内容は2020年の記事作成時点でのものです。ルールは毎年少しずつ変更されますのでご承知おきください。
カテゴリーの違い
JBBFの女性のカテゴリーは、
・女子フィジーク
・ボディフィットネス
・ビキニフィットネス
・フィットモデル
の4つで、
上の方が筋肉量多く、下のほうが筋肉量少なくなります。
フィットモデルは2020年から始まる新カテゴリーです。
ビキニフィットネスの名称
ビキニフィットネスは、2018年までは「フィットネスビキニ」というカテゴリー名称でした。
2019年から「ビキニフィットネス」に変更になりました。
ネットの中にはフィットネスビキニと表記してあるものも、
”フィットネスビキニ = ビキニフィットネス” で、同じものです。
出場までにたくさんの事を進めていきます。
それぞれ解説していきます。
もくじ
大会えらび
HPで探す
JBBFのホームページなどを見ながら、どの大会に出るか検討しましょう。
JBBFは毎年5月頃から地方大会が始まります。
大阪オープンは毎年5月頃で毎年早めです。
秋の全国大会まで、7月8月は毎週末のように全国で大会が行われています。
JBBFのホームページの「大会」を開き、年月などで検索してみましょう。
初出場の場合、一般的にはまず以下の大会種別のものを目指していきます。
- ブロック(小ブロック)・社会人選手権大会
- 地方選手権大会
- 地方オープン選手権大会
- 地域オープン選手権大会
県名や、関東や東海などブロック名があたまにつく大会が目印です。
「オープン大会」は、その都道府県や地域に在住or在勤ではなくても出場可能な大会、
「選手権大会」は、その都道府県や地域に在住or在勤の方対象の大会、
であることがほとんどです。
最近JBBFの公式インスタグラムに最新情報が早いことが増えてきたので、インスタやっているかたはこちらをフォローしましょう。
Bodybuilding & Fitnessのホームページで探します。
こちらは都道府県連盟別に大会情報を見られます。(懐かしい感じの見た目なホームページでびっくりするかもです)
過去の大会情報(去年の要項、参加人数、審査結果など)も載っています。
次の大会の情報が出る前に、こちらでおよそを予想することができます(東京選手権は毎年8月開催、とか)。
Bodybuilding & Fitnessに載っていない地方連盟もあります。
例えば、神奈川県ボディビル・フィットネス連盟はここに載っていないので、
「〇〇県 ボディビル 連盟」などで検索して探し、個別にサイトを見にいくことになります。
来年の情報が出てくるのは、早くて11月頃、年明けてから情報が増えてきます。
オールジャパンなど大きめの大会は早めに情報出てきます。
大会選びのポイント
減量やボディメイクが間に合うか検討し、大会を選びましょう。
開催場所が遠い場合は前日宿泊や交通、仕事がある方は休暇取得の可能性なども合わせて計画しましょう。
週末開催の大会がほとんどで、早朝集合~夕方・夜に閉会するものが多いです。
大会によって階級の分け方が異なります。
年齢分け、身長分け、どちらかだけの大会もあれば、両方とも分ける大会もあります。
首都圏や大阪など以外の選手人口がかなり少な目の都道府県・地域の大会は、1階級に選手が1~3名しかいないというようなこともあります。
毎年9月頃に行なわれるオールジャパンフィットネス選手権(階級別の全国大会)出場を目指す場合、
オールジャパンの前に地方オープン大会で3位入賞などの成績をおさめておく必要があります(クオリファイ Qualify)。
JBBF公式 オールジャパン・フィットネス選手権への出場資格
2019年から始まったグランドチャンピオンシップス大会は、
オールジャパンの階級別優勝者のみが出場できる、階級分けなし(オーバーオール)で競う大会です。
オールジャパンで各クラス3位までの選手に出場資格があります。
いちど地方オープン大会などで優勝すると、その後はしばらく地方オープン大会へは出場できなくなるルールがあります。
JBBF公式 オープン大会への出場区分について
各大会の要項の”出場条件”にも記載されていますのでご確認下さい。
フィットモデル
2020年のフィットモデル大会は、今のところ1大会、
8/15の日本女子フィットモデルOPEN大会@東京品川がJBBFの大会情報に載っています。
今後増えるかなどはJBBFのホームページをチェックしてください。
コロナの影響
ことし2020年はコロナウィルスの影響で大会の開催日程が変更になる場合があり、順次発表されつつあります。
当初5月に開催予定だった群馬オープンは9/13に延期になったようです。
他の大会にもこのような変更はあるかもしれないので、よく確認しましょう。
選手登録
JBBFの大会に出場する予定の方は毎年期日までに選手登録をします。
毎年出てる人も1年に1回再登録を行います。
登録には3タイプあり、
- 個人登録
- 公認クラブ経由の登録
- 限定登録
です。
個人登録は、選手個人としてJBBFに登録するものです。
JBBFホームページよりWEBで登録可能です。
2020年は締切は当初3/31締切でしたが、コロナウイルスの影響でか4/30まで延長されました。
(状況によっては延長の場合有とのこと)
ビキニフィットネス、フィットモデルは”フィットネス個人登録”で、登録費用は12,000円です。
公認クラブ(ジム)経由での登録は、
JBBFに登録しているジムの会員である場合、そのジムが一括で登録してくれるというものです。
各公認ジムで締切などをアナウンスしているので、公認ジム経由で登録する場合はご確認下さい。
限定登録は、
オープン大会のみ出場予定の方向きの登録種別です。
JBBFホームページよりWEBで登録可能です。
オールジャパンを目指す場合は個人登録を選択しておく必要があります。
詳しくはJBBF公式の、
を必ずご確認下さい。
JBBFの選手や大会について全体的な決まりごとをまとめたページもご一読をお勧めします。→こちら
HP上部分にある「JBBF」→「競技規定」で出てきます。
2017年版なので内容が古いところがありますが、だいたいは今でも共通です。
最新版がどこかにあるのか見つけられていないのですが、もし見つけたらそちらをご確認下さい。
(JBBFのHPは色々な場所に情報が散在してます)
わからないことがあるときは、JBBFに直接電話するとおしえてもらえます。
アンチドーピング講習会参加
アンチドーピング講習会への参加は必須で、参加しないと出場できません。
大会に出る前に、間に合うように余裕をもって受講しましょう。
開催日程は選択肢少なめです。
受講申込みはJBBFのホームページから可能です。
アンチドーピング講習会を受講したことがなくJBBFに初めて選手登録される方は、オンライン受講ができます。
今年2020年はコロナウィルスの影響で3~4月の講習会が中止になっており、↓こちらのお知らせも必読です。
JBBF公式 アンチドーピング講習会 ~4月末迄の中止のお知らせ
大会申し込み
各大会の要項に沿って申し込みをします。
ほとんどの地方オープン大会、地方選手権大会は、プリントアウトした紙の申込書を郵便で送るスタイルのままかと思います。
出場料金も、銀行振り込みで支払いか、現金書留もいまだに使用されているのではないでしょうか。
JBBF主催の大会(オールジャパンとか大きい大会)はJBBFのホームページからオンラインで出場申し込み可能ですが、
その他の大会は各都道府県連盟で異なります。
申込みの締切は、大会の1か月~1ヶ月半くらい前に設定されていることが多いです。
2020年3月現在、まだ詳細が出ていない大会が多いので、たまにHPをチェックして情報を待ちましょう。
主催の各連盟に電話すると現状の情報を教えてもらえることもあります。
以上、事務的な必要事項でした。
以下は選手自身に関することです。
体づくり
トレーニング
カテゴリーの審査基準に合った体をトレーニングとコンディショニングで作ります。
進捗は個人差が大きいです。
コンテストに詳しいトレーナーに相談することをお勧めします。
減量
カテゴリーの審査基準に合わせて、計画的に減量を進めます。
皮膚の薄い・厚い、保水しやすさ、脂肪のつきやすさ、などで減量の効果や見た目がかなり異なります。
ポージング練習
規定ポーズを確認し、習ったり、自主練習を何度も繰り返します。
簡単そうで意外と難しいので、競技を目指した時点から練習開始しましょう。
日焼け(タンニング)
基本的にJBBFの大会は日焼けがマストです。
日焼けサロンや天サロで、早めから計画的に焼き進めます。
公認セルフタンニングローションや、公認サロンでのスプレータンニングの使用が可能です。
しかしこれらを使うだけでは真っ黒にはなれないので、先にしっかり日焼けをしておくことをお勧めします。
セルフタンニングローションやサロンでのスプレータンニングは、肌に定着するタイプのもので、
こすったり洗ったりすればすぐ全て落ちるものではなく、3日~1週間くらいかけて徐々に落ちていくものです。
海外のように当日塗りのタンニング剤(こすると落ちる。秒で真っ黒になれる)の使用ができたら便利なのですが、
会場が汚れる等の理由で禁止されています。
タンニングについてはこちら↓に詳しく書きました。
衣装の準備
カテゴリーのルールに合った衣装を用意します。
繁忙状況や商品の種類により納期が異なりますので、衣装屋さんに確認しましょう。
国内の衣装屋さんは納品まで長くかかるところが多いです。
減量が進みサイズが合わなくなったら、お直し屋さんに出すなどすることもあります。
衣装についてはまた改めて詳しく書きます。
ヒールはJBBF指定のものをダイアナなどで購入しましょう。
指定ヒールにサイズがない場合、規定に合うものを自分で用意し、JBBFにチェックしてもらうことになります。
アクセサリーはだいたいの選手が、
- ブレスレット
- イヤリング(ピアス)
- 指輪
を用意します。
この3種類全部揃って無いとダメということはないです。
ヘアメイク
舞台メイクは普段メイクとは異なるので、プロに習ったり、メイク用品を購入し練習したり、
もしくはあらかじめプロを予約し当日プロにメイクしてもらいます。
ネイルも何かしら施している選手が多いです。
カテゴリーの審査基準にあったヘアスタイルを選択し、当日自分で整髪するか美容室などでやってもらいます。
脱毛
脱毛サロンに通ったり、自己処理をします。
日焼け肌だとNGのサロンが多いので、一般的な脱毛サロンは日焼けを始める前の段階での利用がメインになると思います。
生理のスケジュール
減量や精神的な緊張などから生理のリズムが崩れやすくなります。
大会と生理が重なりそうな見込みで、重ならないようにしたい場合、婦人科に相談し生理予定を操作する手もあります。その場合は大会直前にならないよう、かなり早めに婦人科に相談しましょう。
宿泊や交通の手配
遠方の会場の場合、交通や宿泊の確認・予約をします。
荷造り
大会当日のパンプアップ用具や食料なども含め準備します。
荷造りリストもまた別記事にします。
以上がJBBFのコンテストに出るために必要なことです。
ご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください。