東京都内ANYTIME FITNESSなどで活動する女性パーソナルトレーナー羽鳥 茉利絵です。
JBBFビキニフィットネス、フィットモデル、ゴールドジムウーマンズレギンスなどのポージングレッスンも承っております。
ボディ競技にほぼ必須の”タンニング(日焼け)”について、焼き方などをご紹介します。
*2022,11月の内容です。ルールは時々変更があるので最新情報はご自身でご確認ください。
なぜ黒くするのか
肌の色が明るいと筋肉のラインに陰影がつかず、立体感が出ないため、
肌の色を濃く黒くして筋肉の存在感をアップさせます。
舞台の照明は非常に強く、少し黒いだけでは光で飛ばされてしまいあまり意味がないので、とても濃い肌色にします。
焼き方
2~3ヶ月くらい前から計画的に焼き進めましょう。
本番当日の黒さは、一般的な国内の女性の感覚では濃すぎるくらい黒い状態が良いです。
私はタンニングマシン内では顔にロンTなどを置いたり巻いたりしていて(首と耳は出している)、顔は焼いていません。
体と顔の色濃度が全然違うことになるので、顔はファンデーションで色をつけています。
薄い色のファンデと濃い色のファンデを用意して混ぜて、日々少しずつ違ってしまう体の色に合わせて色調整して使っています。
日焼けマシンでのタンニング
日焼けサロンやジムの中にあるタンニングマシンで焼きます。
まずは10分間など短い時間から焼きます。
5~7日後頃、赤みがひいてから、また次の日焼けをおこないます。
週1回くらいから始めて、徐々に焼き時間を少しずつ増やしていきます。
慣れてきたら週2回に増やしたり、1回あたりの時間を約20~30分と長くすると黒さが濃くなります。
肌の調子を見ながら少しずつ増やしてください。
日焼けの刺激が強すぎたり、焼いてない期間が長くなりすぎて次のタンニングの時に反応が強くなりすぎると、皮膚が剥けてしまうかもしれません。
最後の約1ヶ月は週3回ほどに間隔をつめていってさらに濃くしていきます。
大会前最後の1週間は4〜5回くらい焼きます。
マシンの種類がいろいろある日焼けサロンなら、中くらいの強さのマシンで焼く、弱いマシンでじっくり焼く、などマシンの強さを選べます。
日サロはだいたい1回20分2500円くらいです。
私は2022年は日焼けサロンSOLEのサブスク利用で例年より安価に焼くことができました。
エニタイムフィットネスの中にあるタンニングマシンは7分500円です。500円硬貨を用意していきましょう。
タンニングマシンがある店舗なら24時間焼けるし、トレーニングのついでに焼けて便利です。
タンニングルームとシャワールームの間がつながっていないので、日焼け後の汗ダラダラの時に一旦服を着ないといけないのが難点です。
タンニングマシンには、立って焼くタイプと、寝て焼くタイプがあります。
脇の下など影になりやすい部分は姿勢を工夫して焼きます。
腕を挙げ続けていると、今度は鎖骨や肩のあたりが陰って焼けにくいです。
まめに姿勢を変えながら焼きましょう。
日焼け肌だと脱毛サロンを利用できないかもしれないので利用する方はご確認ください。
ビーチなど屋外で焼く
無料なのが最大メリットです。
タンニングマシンと違って1方向からの照射なので、仰向け、うつ伏せを交互にして焼きます。
裸になれる環境でない場合、水着のあとが残ります。
天気の良い夏のビーチだとすぐに真っ黒になれます。白肌のままいきなりビーチ焼きすると水膨れになってしまうので、マシンでベース焼きをしてからビーチ焼きに臨みましょう。
セルフタンニング(サンレスタンニング)
海外には日焼けをしなくても手軽に肌を塗装できるProTanのような当日カラー剤(触ると落ちる)の商品もあります。
そのような海外で使われているProTanなどの皮膚に定着しないタイプのカラーはJBBFでは使用できません。
会場を汚したくないという理由から当日カラー剤は禁止されています。
JBBFの場合、肌に定着するタイプの「公認セルフタンニングローション」や、「公認サロンでのスプレータンニング」の使用は許可されています。
マッスルゲートはセルフタンニング使用不可です。
公認セルフタンニングローションや公認サロンでのスプレータンニングは、乾いた状態で触ると色落ちせず、3日~1週間くらいかけて風呂や汗などで徐々に剥げ落ちていきます。
これら公認品のみの使用ではコンテスト用の真っ黒肌にはなれないので、先に日焼けをしておきましょう。
私は毎年日焼けをしっかりしておいてから、大会直前にJBBFの公認商品セルフタンニングローション・コンテストブラック でより濃く仕上げています。
セルフタンニング(サンレスタンニング)商品はこれ以外にもいろいろありますが、JBBFではこの商品のみ使用を認められています。
*2022,11月の内容です。ルールは時々変更があるので最新情報はご自身でご確認ください。
セルフタンニングローションを塗る前に細かい体毛を剃っておくと色のりが良くなります。
セルフタンニングローションは大会2~3日前から、連日2~3回、入浴の後に塗ります。
5~7時間くらい経ったらお湯で洗い流します。バスタオルに多少色移りします。
寝具や服に色がつきますが、基本的には洗濯すると落ちます。
床に垂れることがあるので何か床に敷いてその上で行うと良いです。
まわりの壁などに飛ぶこともあります。
両手にビニール手袋をして、手にセルフタンニングローションを出して全身に塗ります(私は顔には塗ったことがないです)。
背中で握手できる人なら背中もなんとか自力で塗れます。
指など細かいところは化粧用のブラシで塗るのがおすすめです。
悩むのが手のひらで、普通日焼けは手のひらは焼けないし、調理の時などに落ちるのが嫌で、今までずっと私は手のひらには塗っていないのですが、塗ってもいいのかもしれないです。
手のひらに塗らない私は、手の甲と手のひらの境目がいつも綺麗に塗れないです。
乾くのを待つのに結構時間がかかります。
そこそこ乾いたら、色ついても構わない服を着て寝て、朝起きたらシャワーのお湯で流します。
バスタオルにも色つきます。
乾けば大丈夫ですが、乾いた状態でもブラトップのアンダーとか擦れやすいところは色移りするかもしれないです。
セルフタンニングを塗るとなぜかとても暑く感じます。
セルフタンニング(サンレスタンニング)は、商品の違いで使いごこちや色ノリがかなり変わります。
(クリーム、ジェル、液体、チューブ、ポンプ、スプレーなど)
専用サロンでのスプレータンニング
JBBFはスプレータンニングの公認サロンがあります。
大会直前は予約が混みます。
予約すると、除毛のことなど注意点を教えてもらえます。
エアブラシを使って体にカラーを吹き付けてくれます。
私はスプレータンニングが始まった頃に1度利用したことがあり、その時は確か1回1万円ほどだったと思います。
日焼けとビタミンD
一般的には忌み嫌われがちな日焼けですが、日焼けはビタミンDの合成を高めるため健康面での良いことがあります。
おすすめの書籍を2つ紹介します。
南雲吉則医師の著書「病気が逃げていく!紫外線のすごい力」
乳がん専門である南雲医師が、がん患者は体内のビタミンD濃度が低いこと、
紫外線が嫌われるようになったきっかけ、などをわかりやすく解説していてすぐ読み切れます。
斎藤糧三医師の著書「サーファーに花粉症はいない」
医師自身の花粉症とビタミンDの体験から書かれているので興味深く読めます。
紫外線や日光浴のことも書かれています。
以上、タンニングのお話でした。
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